立地評価でよく使われる言葉として「アクセスの良さ」と「利便性」がありますが、それぞれ何を表しているのでしょうか。
この記事では、「アクセスの良さ」と「利便性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アクセスの良さ」とは?
「アクセスの良さ」とは、「行きやすさ」のことです。
交通を利用した行き来のことを「交通アクセス」略して「アクセス」といいます。
交通手段を利用して行き来する時の使いやすさは良い悪いで表現され、交通による行き来しやすさを意味する表現が「アクセスの良さ」です。
アクセスが良好なことを強調する言い方でありアクセスが悪いことを強調する場合は同じ意味でもニュアンスが異なる「アクセスの悪さ」を使います。
「利便性」とは?
「利便性」とは、「目的を果たすための都合よさ」を意味する言葉です。
目的を果たすために都合がよく役に立つさまを「便利」といいます。
「利便性」は便利さの程度を表す言葉です。
通勤しやすかったり買い物に不自由しなかったりなどある場所がとても便利なことを「利便性が高い」と表現します。
「アクセスの良さ」と「利便性」の違い
「アクセスの良さ」と「利便性」の違いを、分かりやすく解説します。
「アクセスの良さ」と「利便性」の違いは「要素」です。
どちらも使いやすく利用しやすい価値を表す言葉ですが「アクセスの良さ」は行きやすいことを表す交通限定の表現なのに対し「利便性」は通勤通学といった交通を始め買い物やレジャー、医療や生活などあらゆる要素の便利さを意味します。
都心に近い土地は通勤しやすく「アクセスの良さ」はあるものの、周囲に商店や病院などが無ければ生活しにくいので交通以外の「利便性」が高いとはいえません。
「アクセスの良さ」の例文
・『新宿から15分で行けるアクセスの良さが魅力だ』
・『アクセスの良さ重視で物件を探すと家賃が高くなる』
「利便性」の例文
・『静かでのんびりしているが利便性はいまいちだ』
・『ショッピングモールが隣にあるので利便性は高い』
まとめ
「アクセスの良さ」と「利便性」では表している要素が異なります。
物件探して重要な言葉なので正しく意味を理解しておきましょう。