「ご愛好」と「ご愛顧」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ご愛好」と「ご愛顧」の違いとは?違い

この記事では、「ご愛好」「ご愛顧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご愛好」とは?

「ご愛好」「愛好」には、そのことが好きで楽しむこと、といった意味があります。

「ご愛好」といった形で使用することは少なく、「タバコ愛好家」「テニス愛好会」などといった形で使用されることが多くなります。


「ご愛顧」とは?

「ご愛顧」「愛顧」には、目にかけて引き立てること、引き立てられる側からいう言葉といった意味があります。

言い換えれば、「贔屓」「お引き立て」「特別待遇」などになります。

このような意味を持つ「愛顧」に接頭語の「ご」が付き敬語表現なった「ご愛顧」

そのため、ビジネスシーンなどにおいて取引先や目上の人などに対し目にかけてもらったことに対し使用することができる言葉になります。

多くの場合、「ご愛顧いただきありがとうございます」などといった形で使用します。

「ご愛顧」の場合、相手に対し使用することができる言葉になるため、絶対に自分の行為に対して使用してはいけません。


「ご愛好」と「ご愛顧」の違い

「ご愛好」「ご愛顧」の違いを、分かりやすく解説します。

読み方は非常に似ている「ご愛好」「ご愛顧」ですが、意味は全く異なります。

まず、「ご愛好」の読み方は「ごあいこう」です。

「ご愛好」として用いられることは少なく「愛好家」などといった形で使用されることが多くなります。

また意味は、そのことが好きで楽しむことです。

一方、「ご愛顧」の読み方は「ごあいこ」です。

意味は、目にかけて引き立てること、引き立てられる側からいう言葉です。

このように全く異なった意味を持つ言葉になります。

「ご愛好」の例文

・『ご愛好とは使用せず、愛好家などといった形で使用します』
・『ご愛好とご愛顧は間違いやすい言葉です』

「ご愛顧」の例文

・『日頃からのご愛顧に感謝申し上げます』
・『これからも当社をご愛顧くださりますよう、よろしくお願い申し上げます』

まとめ

このように、全く異なった意味を持つ言葉になるため正しい使い分けが必要です。

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