この記事では、「文理科」と「普通科」の違いを分かりやすく説明していきます。
「文理科」とは?
文理科は、ぶんりかと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、文科系と理科系とを合わせた意味を持っている文理の漢字に、区分けした1つ等の意味がある科の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から文理科は、文系と理系の双方の科目をどちらも重点的に学べる、高校の学科を示すのです。
主に国公立大学に通用する学力を身につけたい生徒が利用すべき、学科となっています。
「普通科」とは?
普通科は、ふつうかと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、ありふれたものや一般的なものといった意味の普通の漢字に、系統的な分類や種類等の意味がある科の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に普通科は、一般教科の学習を中心にしたカリキュラムにより、幅広い教養を身につける事を目的とした高校の学科を示すのです。
特定の学科に偏らず、満遍なく一般教科を学べるのが特徴的な学科となっています。
「文理科」と「普通科」の違い
文理科と普通科の漢字を比較すると、文理と普通という漢字の違いがある事を直ぐに発見可能です。
所がその後に続くのはどちらも同じ科の漢字であるだけでなく、双方共に高校の学科を意味する言葉となっています。
とはいえ表現する意味には違いがあり、文理科は文系と理系の双方の科目を重点的に学習するため、主に国公立大学を目指す学生向きの学科を示すのです。
一方の普通科は、普通教育を主とする高校の学科で、一般教科を万遍なく学ぶ事が出来るため、幅広い進路への選択肢を得る事が出来ます。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、共に高校の学科を指し示す言葉同士です。
ただし文理科は、文系と理系のどちらも重点的に学べるため、国公立大学を目指す生徒向きの学科となっています。
対する普通科は、一般教科を広く学べる上に、進路に合わせる形で文系か理系かを選ぶ事も可能だったりするので、幅広い選択肢が得られるのが特徴と言える学科です。
