この記事では、「採寸」と「寸法」の違いを分かりやすく説明していきます。
「採寸」とは?
「さいすん」と読み、衣服などを注文でつくるときに、体の寸法を計測することをいいます。
オーダー家具をつくるときやカーテンの長さを決めるときに、設置する場所の寸法を測ることをいうこともあります。
「採寸」の使い方
長さを計測するときに使用します。
「とりあえず採寸だけでも済ませておく」や、「ドレスをつくるので、採寸する」などと、使用します。
「寸法」とは?
「すんぽう」と読み、物の長さ、尺度のことをいいます。
基準の長さのことをいうこともあります。
また、計画の手順、段取りのことを表すこともあります。
その場合には、「最寄りの駅に着いたら、昼食をとるという寸法だ」のように使用します。
「寸法」の使い方
長さのことをいう場合には、「着物の寸法が足りない」などと、使用します。
計画の手順、段取りについて言う場合には、「~という寸法だ」「すべて寸法どおりにことが運びました」などと、使います。
「採寸」と「寸法」の違い
「採寸」は、着物や服をつくるときなどに、体のいろいろなところの長さを測ることをいいます。
また、家具などをつくるときにも使用します。
それに対し、「寸法」は、長さのことを表します。
違いは、「採寸」は、長さを測るという意味があることです。
また、「寸法」には、基準となるやり方や、手順、計画という意味がありますが、「採寸」にはそのような意味はありません。
「採寸」の例文
・『彼の浴衣を作りたいので、事前に体のサイズを採寸させてもらった』
・『カーテンをオーダーしたら、採寸を間違えられて、長さが足りないものが送られてきました』
・『オーダーメイドスーツをつくりに行って、採寸してもらいました』
「寸法」の例文
・『万事、寸法通りに運んでいるので、安心してください』
・『反物を一目ぼれして購入しましたが、寸法が足りないので困っています』
・『ナットの寸法表を見て注文したのに、ボルトのサイズと合いませんでした』
まとめ
「採寸」は寸法を測るという意味になります。
寸法は、長さを表すほかに、計画の手順や段取りという意味もあります。