「頻度」と「回数」はそれぞれ何を表す言葉でどのような違いで区別されているのでしょうか。
この記事では、「頻度」と「回数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「頻度」とは?
「頻度」とは、「繰り返し起きる物事の起きる度合い」を意味する言葉です。
同じ種類の物事が何度も繰り返し起きる場合に使います。
繰り返し起きる物事がどの程度の間隔を空けて起きるのか、どのくらいの期間で次の機会が訪れるのかなど繰り返し起きる程度を表す言葉です。
直接的な数ではなく前回から次回までの間に空く時間に重きを置いた表現です。
「週に1回」「1年で5回」などある期間に起きる回数を示すことで発生と発生までの間にどのくらいの時間が空くのかを表しながらひんぱんに起きる程度を表します。
「回数」とは?
「回数」とは、「あることが起きた数」を表す言葉です。
物事が繰り返し行われる場合に用いる表現で、その物事が繰り返し何度行われたのかその数を表します。
基本的に同じ物事の繰り返しに対してのみ用いる表現で違う種類の物事をまとめて数える時には使いませんが違う種類の物事であっても属性が同じ、例えば行き先が違う海外旅行、などは「回数」という表現で数えます。
「頻度」と「回数」の違い
「頻度」と「回数」の違いを、分かりやすく解説します。
「頻度」と「回数」の違いは「計測している内容」です。
「頻度」はある期間にその物事が何度起きているのか、あるいはどのくらいの周期で起きているのかなど物事が起きる数と時間から発生割合を計測しています。
「回数」は客観的にカウントできる数を表す言葉です。
数えられる「回数」に時間の要素を組み合わせて導き出されるのが「頻度」です。
「頻度」の例文
・『会いに来る頻度が高すぎる』
・『節約のために外食の頻度を減らす』
「回数」の例文
・『腕立て伏せした回数分だけ筋肉が鍛えられる』
・『回数は少ないが内容は濃い』
まとめ
「頻度」と「回数」では表している内容が異なります。
何を意味する言葉なのか正しく知って使いましょう。