「不条理」と「シュール」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「不条理」と「シュール」の違いとは?違い

この記事では、「不条理」「シュール」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不条理」とは?

「不条理」「ふじょうり」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの筋道が通らないこと」という意味です。

2つ目は「哲学用語で、人が世界に意味を見出そうする努力は無駄に終わることを表す語」という意味です。


「不条理」の言葉の使い方

「不条理」は名詞・形容動詞として「不条理だ・である」「不条理な世界」などと使われます。

「不」「〜しない」「〜でない」という打消しの語、「条」「木の細い枝」「筋状のもの」から転じて「秩序立った筋道」という意味、「理」「ことわり」とも読み「玉を磨いたときに現れる筋のある模様」から転じて「ものごとに備わった筋道」という意味、「不条理」「ものごとに秩序だった筋道が備わっていないこと」になります。


「シュール」とは?

「シュール」とは、「現実と非現実が混ざり合っていて、ありそうでない不思議な世界観のこと」という意味です。

普段とは違って珍しいこと、ちょっと変わっていることなど、現実的に起こりえても理論で説明しにくい不可思議な様子を表します。

「シュール」の言葉の使い方

「シュール」は芸術用語・文学用語として「シュールだ・である」「シュールな作品」などと使われます。

フランス語由来の英語「surreal」が日本語化した言葉で「超現実的な」「奇想天外の」「夢の様な」という意味、和訳は「超現実主義」になります。

基本的に、理性や常識を超えた世界観のある芸術や作品に使われます。

「不条理」と「シュール」の違い

「不条理」「ものごとに秩序だった筋道が備わっていないこと」です。

「シュール」「現実と非現実が混ざり合っていて、ありそうでない不思議な世界観のこと」です。

まとめ

今回は「不条理」「シュール」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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