この記事では、「不埒」と「不届き」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「不埒」とは?
一般的な道徳がない行動したり、法からかけ離れた考え方して悪いと感じられる人を「不埒」【ふらち】といいます。
「なんと不埒なのか」とその品の無い言動に対して周囲の苛立ちを表すのです。
主に、自分が今どのような立場でいるかを考えず、その場の雰囲気に流されては勝手に行動する人を指します。
「不埒者」といった使い方して、道徳ある人と間逆な者を見下す意味で指摘する際に使われている言葉です。
「不届き」とは?
相手への配慮が無く、駄目な人間と感じることを「不届き」【ふとどき】といいます。
元々はお上の目が向けられない所で、悪行の数々を繰り返す「不届き者」という意味で使われていた言葉でした。
このようなところから現在では強盗したり、詐欺といった卑劣な犯罪する者を指す言葉として使われています。
最近は電話で高齢者を騙してお金を奪ったり、人を誹謗する者を揶揄する意味で使う言葉です。
「不埒」と「不届き」の違い
「不埒」と「不届き」の違いを、分かりやすく解説します。
普通なら考えられない驚くような言葉を発する者を「不埒」といい、日本に住む他国の人を中傷したり、試合する場所で暴れまくる者を指します。
「非常識な不埒者」といって酷いことしたり、周囲に迷惑かけても平気な顔するのです。
もう一方の「不届き」は、人の家に無断で入って住人脅して金を盗んだり、息子のふりしてお金を振り込ませるといった悪い行為した極悪な行為した悪者を指します。
「不埒」の例文
・『課長は普通ならありえない不埒な考え方して部下に迷惑をかける』
・『人が多い場所で卑猥な言葉を連発する不埒な弟の行動を叱った』
「不届き」の例文
・『集合住宅で人の自転車を盗んで乗る不届き者の入居者を捕まえた』
・『わざと車に傷をつけて保険詐欺を繰り返す店員は不届き者だ』
まとめ
悪い行為したとき、相手に怒りを込めて呼ぶために使う言葉を取り上げました。
どう使えばその者がいかに悪い者か言葉で伝えてみましょう。