「全粒粉」と「小麦粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「全粒粉」と「小麦粉」の違いとは?分かりやすく解釈違い

当記事では、「全粒粉」「小麦粉」の相違点を明確な形で説明していきます。

「全粒粉」とは?

全粒粉は、ぜんりゅうふんと読むべき言葉です。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となるのでしょうが、全ての粒といった意味を持っている全粒の文字に、砕いて細かくなったもの等の意味を有する粉の文字を付け加える事で誕生した言葉となっています。

以上の事から全粒粉は、小麦の粉を丸ごと挽いて粉にしたものを示すのです。


「全粒粉」の言葉の使い方

全粒粉は、小麦をそのままの状態で粉にしたものに対して用いるべき言葉となっています。

要するに、小麦の表皮や胚芽といった部分まで含んで粉になったものに対して、この全粒粉という言葉が使用されているのです。


「小麦粉」とは?

小麦粉は、こむぎこと読むのが正解な言葉となっています。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、イネ科の一年草といった意味の小麦の漢字に、こなや非常に細かくなったものといった意味がある粉の漢字を付け足す事により成立した言葉です。

なので小麦粉は、小麦の種子を粉にしたものを表します。

「小麦粉」の言葉の使い方

小麦粉は、製粉した小麦の総称として使われる事もある言葉です。

ただし特に、表皮や胚芽を取り除いた上で、小麦の胚乳だけを駆使して製粉するものに対して、この小麦粉という言葉が使用されています。

「全粒粉」と「小麦粉」の違い

全粒粉と小麦粉の漢字表記を見比べれば、全粒と小麦という漢字の違いが存在する事に気付く事が可能です。

所が粉の漢字は共通しており、どちらも小麦を原料に作られる粉を表現する言葉となっています。

ただし全粒粉は小麦を丸ごと挽いて、粉化したものを示すのです。

一方の小麦粉は、全粒粉を含め小麦を粉状にしたものの総称として使われるものの、基本的には表皮等を取り除き、胚乳だけを使用して粉状にしたものを表します。

まとめ

2つの言葉は、共に小麦を粉状にしたものを指し示すのです。

とはいえ全粒粉は、小麦の皮が付いた状態で丸ごと粉にしたものに対し用いられる言葉です。

対する小麦粉は、全粒粉も含めて小麦を粉にしたもの全般を表現する事も出来ます。

ですが主に、表皮等を取り除き胚乳だけを駆使して粉にしたものを表す言葉として使われているのです。

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