この記事では、「船」【ふね】と「ボート」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「船」とは?
エンジンが付いていて、その動作によって速度を上げて走行するのが「船」【ふね】です。
このような水上で動く乗り物を指す言葉であり、操縦士は走行方向に向かって立ち、舵を回して曲がったり、岩や波を避けて安全に目的地に走らせるのが仕事です。
乗客を乗せて旅に出かける旅行船や、海の上で敵の船体を撃って撃沈させる空母なども「船」といいます。
手動や電動式、小型か大型に限らず「船」と呼ぶわけです。
「ボート」とは?
数人が乗れる比較的小さな船を「ボート」といいます。
主に、動力はエンジンを作動させて走行する乗り物であり、前に走らせる、曲線を描きながらカーブして路線を変えられるといった水上で動かせる船の総称です。
他にも、人が手動でオールを漕いで水の上を前進させたり、後退するかなり小型の「ボート」もあります。
この乗り物は進行方向とは反対方向を向いて座り、両手に持ったオールで円を描きながら進ませるわけです。
エンジンはなく、燃料も必要がないため木で作られているものが多く、屋根や壁といったものがないデザインが多く見られます。
水上では会話しながらゆっくり漕いで楽しめる乗り物です。
「船」と「ボート」の違い
「船」と「ボート」の違いを、分かりやすく解説します。
車や荷物を積んで輸入・輸出するとき使う貨物船や、大勢の旅行客を目的地へ運ぶための豪華客船といった大型の「船」には、高いお金を払ってを乗るのが一般的です。
小型船舶や自衛隊の空母まで幅広くあり、頑丈な素材を使って造られているため一回の航路で何千km走行しても壊れにくいのが魅力になります。
もう一方の「ボート」は乗れる人数も数人といった小回りが利く小型な乗り物を指すわけです。
オールを漕いで前に走行させる「ボート」は木を使ったものが多いため、比較的近場で遊ぶ客用に使われています。
また、観光地に客を連れて行って案内したり、ダイビングするために使うなど楽しむために使う乗り物です。
まとめ
どちらも海の上を走行させる乗り物を指す言葉ですが、使う目的や行き先、構造などに違いがありますので、自分なりに見比べてみるといいでしょう。