この記事では、「節度ある」と「礼節を守る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「節度ある」とは?
「節度ある」は「せつどある」と読みます。
意味は、「ある行動をする時に、行き過ぎない様に、適当な程度にとどめる様子」です。
社会的な常識と照らし合わせて、やり過ぎず、人を不快にさせない範囲で行動することを表します。
「節度ある」の言葉の使い方
「節度ある」は「節度ある生活」「節度ある態度」などと使われます。
「節度+ある」で成り立っている語で、「節度」は「言動などが度を超さず、適当なほどあいであること」という意味、「ある」は「身に付いたものとして持っている」「備わる」という意味、「節度ある」で「言動などが度を越さず、適当なほどあいで済ませられる性質を、身に付けたものとして持っていること」になります。
基本的に、自分の振る舞いについて限度をきちんとわきまえている様子に使われます。
「礼節を守る」とは?
「礼節を守る」は「れいせつをまもる」と読みます。
意味は「人に接する時に礼儀正しくして、適当な程度を超えない様にすること」です。
人に対してきちんと挨拶や敬う気持ちが表現できて、余計なことをしない様に気配りができることを表します。
「礼節を守る」の言葉の使い方
「礼節を守る」は「社会人として礼節を守る」「礼節を守り信用につなげる」などと使われます。
「礼節+を+守る」で成り立っている語で、「礼節」は「社会人として、他の人と接するときには当然守るべきとされているマナーや度合い」という意味、「を」は接続助詞、「守る」は「侵されたり、害が及ばないように防ぐ」「決めたことや規則に従う」という意味、「礼節を守る」で「社会人として、他の人と接するときには当然守るべきとされている、マナーや度合いの決まりに従うこと」になります。
基本的に、人に対して礼儀正しく程よく接する様子に使われます。
「節度ある」と「礼節を守る」の違い
「節度ある」は「言動などが度を越さず、適当なほどあいで済ませられる性質を、身に付けたものとして持っていること」です。
「礼節を守る」は「社会人として、他の人と接するときには当然守るべきとされている、マナーや度合いの決まりに従うこと」です。
まとめ
今回は「節度ある」と「礼節を守る」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。