「折檻」と「虐待」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「折檻」と「虐待」の違いとは?違い

この記事では、「折檻」「虐待」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「折檻」とは?

親が正しい判断ができる子供になるように、いたずらしたときは厳しい言葉でしつけることを「折檻」【せっかん】といいます。

きつい言葉で叱り付けたり、注意しても言うことを聞き入れないときは腕や背中を打ったり、足を棒で叩くといった体罰しては反省させるわけです。

ただの暴力行為ではなく、厳しさを持って懲らしめるのが目的になります。


「虐待」とは?

無抵抗の力が弱い者に対して打つ、蹴るといった暴力をふるう行為を「虐待」【ぎゃくたい】といいます。

相手が泣き叫んだり、痛い思いしているというのに容赦なく暴力をふるう行為を指す言葉であり、肉体的に酷いストレスを与える行為を指すのです。

また、酷く落ち込んだり、嫌がる言葉を浴びせかけるのも「言葉の虐待」になります。


「折檻」と「虐待」の違い

ここでは「折檻」「虐待」の違いを、分かりやすく解説します。

年上が年下に対して悪い行為したと体罰を与えては懲らしめる行為を「折檻」といいます。

たいていは悪い行為した子供が二度と同じことしないよう親がしつける意味で体罰するわけです。

もう一方の「虐待」は一方的に子供やお年寄り、力が弱い者に対して行なう身体的なものから心理的、育児を放棄するネグレクト、嫌がる相手の胸や尻を触る、犯すといった性的な暴力を振るうという意味があります。

「折檻」の例文

・『息子が万引きして捕まったので、二度としないよう折檻した』
・『いじめに加担した娘に痛みを分からせるため折檻した』

「虐待」の例文

・『性的虐待を受けた妹は、10年経った今でも苦しんでいる』
・『親から暴力を受けた人が、大人になって身体的虐待を繰り返す』

まとめ

自分の方から相手に対して行なう行為を指す言葉ではありますが、誰にどう行動するかに目を向けて使い分けてみるといいでしょう。

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