この記事では、「折衷案」と「妥協案」の違いを分かりやすく説明していきます。
「折衷案」とは?
「折衷案」は「せっちゅうあん」と読みます。
意味は、「複数の異なる意見から、それぞれ良い部分を取り入れ、組み合わせて作った意見や構想」という意味です。
良いところだけを組み合わせて作り、それぞれが納得できる方向へ持って行くための案です。
「折衷案」の言葉の使い方
「折衷案」はビジネス用語・政治用語などとして「折衷案を出す」「折衷案で決着する」などと使われます。
「折」は「お(る)」とも読み「おり曲げる」「二つに分け離す」という意味、「衷」は「心の中」「なかほど」「偏らないこと」という意味、「案」は「考えた内容を盛りこんだ下書き」「計画」という意味、「折衷案」で「それぞれの意見にかたよらず、分け離した内容を盛り込んだ下書き」になります。
「妥協案」とは?
「妥協案」は「だきょうあん」と読みます。
意味は、「対立している事柄について、穏やかに解決するために、双方が譲り合って一致点を見出した意見や構想」という意味です。
異なる意見を持つ者同士が、我慢できる点を出し合い、ギリギリのところで折り合いをつけて穏便に解決するための案です。
「妥協案」の言葉の使い方
「妥協案」はビジネス用語・政治用語などとして「妥協案を出し合う」「妥協案で納得する」などと使われます。
「妥」は「おだやかに落ち着く」「事がおさまる」という意味、「協」は「力を合わせる」「話し合って物事をまとめる」という意味、「案」は「考えた内容を盛りこんだ下書き」という意味、「妥協案」で「事がおだやかに落ち着く様に、譲れる点を話し合ってまとめた内容を盛り込んだ下書き」になります。
「折衷案」と「妥協案」の違い
「折衷案」は「それぞれの意見にかたよらず、分け離した内容を盛り込んだ下書き」です。
「妥協案」は「事がおだやかに落ち着く様に、譲れる点を話し合ってまとめた内容を盛り込んだ下書き」です。
まとめ
今回は「折衷案」と「妥協案」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
