この記事では、「舌足らず」と「口下手」の違いを分かりやすく説明していきます。
「舌足らず」とは?
舌足らずとは、滑舌が悪く発音がはっきりしないことをいいます。
舌が上手く回らないことで、何か話しても聞き取りづらくなっていることを表しています。
話し方がまだ上手ではない幼児に多いですが、大人になってからも舌足らずの人もいます。
また、舌足らずは言葉が足りなくて上手く表現できないことを表す場合もあります。
言葉足らずと言ったりもします。
「口下手」とは?
口下手とは、人と話すことが苦手で思ったことを上手く人に伝えられないことやそういった人のことをいいます。
会話をしていても適切な言葉が出てこなかったり、言葉に詰まってしまったりします。
また、色々話はするものの、あちこちに話がとんだりして要点がよく分からないといった場合を口下手と呼ぶこともあります。
「舌足らず」と「口下手」の違い
舌足らずも口下手も、思ったことを上手く伝えられないことを表す言葉です。
ただし、舌足らずには舌が上手く回らずに滑舌が悪いという意味もあります。
舌足らずは滑舌が悪いという意味で用いられることが多いです。
「舌足らず」の例文
・『小さい子の舌足らずな話し方はとても可愛らしい』
・『あの先生は舌足らずで声が小さいので、何を言っているのか聞き取れないことがある』
・『彼女の説明は舌足らずで分かりにくかった』
「口下手」の例文
・『彼は口下手だけど、家族思いで優しい人だ』
・『私は口下手なので、自分の気持ちを周りに上手く伝えることができない』
・『口下手なところを何とかしたいと思ったけれど、自分から話しかけると疲れてしまう』
まとめ
舌足らずも口下手も、言葉が足りないなどで自分が思っていることを上手く伝えられないことを表しています。
ただし、舌足らずには舌が上手く回らずに滑舌が悪いという意味もあります。
口下手には滑舌が悪いという意味はありません。