この記事では、「端境期」と「ターニングポイント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「端境期」とは?
端境期とは、ものごとの入れ替わりの時期のことをいいます。
端境期と書いて「はざかいき」と読みます。
元々は、新米と古米が入れ替わる時期のことを指していました。
新米が収穫されるのは9月から10月頃なので、その時期を端境期と呼んでいます。
また、新米が出始める直前の流通量が減る時期を端境期と呼ぶこともあり、その場合には8月から9月頃を指します。
季節性の野菜や果物などが対象になることもありますし、ファッションの分野で使われることもあります。
「ターニングポイント」とは?
ターニングポイントとは、ものごとの状況が大きく変化する瞬間や節目のことをいいます。
英語のturning pointをそのまま日本語読みした言葉で、「変わり目、分岐点、転機」といった意味があります。
人生の転機という意味で使われることもありますし、会社の歴史や社会情勢などの転換点を表す場合にも使われています。
「端境期」と「ターニングポイント」の違い
端境期はものごとが入れ替わる時期のことで、ターニングポイントはものごとの状況が大きく変化する時のことをいいます。
端境期は農産物など季節性の商品の入れ替わり時期を指すことが多く、ターニングポイントは個人の人生や会社など組織の歴史、社会情勢などで使われることが多いです。
「端境期」の例文
・『例年なら葡萄は旬の時期だが、今年は出荷が早かったので既に端境期に入っている』
・『夏物と秋物の端境期にはセールが行われる』
「ターニングポイント」の例文
・『私の人生のターニングポイントは、40歳の時に転職したことだ』
・『不正に手を染めたことがこの会社のターニングポイントになった』
まとめ
端境期はものごとが入れ替わる時期で、ターニングポイントはものごとの状況が大きく変化した時のことです。