「宿敵」と「ライバル」の違いとは?分かりやすく解釈

「宿敵」と「ライバル」の違いとは?違い

この記事では、「宿敵」「ライバル」の違いについて紹介します。

宿敵とは?

宿敵とは、かねてからの敵とかその人にとって主な敵のことをいいます。

長年にわたって敵対関係にあり、争ってきた相手のことを指します。

例えば、戦国時代の武将・武田信玄の宿敵は、越後の戦国大名として知られる上杉謙信です。

群雄割拠の戦国時代において、武田信玄と上杉謙信は領土を巡って熾烈な戦いを幾度となく繰り広げました。

宿敵は実力がほとんど変わらない相手に使うもので、大きくかけ離れている場合には宿敵とはいいません。

また、「読売ジャイアンツの宿敵は阪神タイガース」等、集団に対して使用することもあります。


ライバルとは?

ライバルとは、何らかの競争関係にある人のことをいいます。

実力が同じ程度かそれ以上の相手に対して使用します。

英語の「rival」をそのまま日本語読みした言葉です。

「よきライバル」というように、好意的なニュアンスで使われることが多いです。

スポーツの分野などではよく使われています。

元々、「rival」はラテン語の「川」が由来の言葉で、水源をめぐって争ったり川を共同で使う状況を表していました。

英語の「rival」は敵対関係にあるニュアンスが強く、日本語の「ライバル」は好敵手という意味で使われることが多いです。


宿敵とライバルの違い

宿敵は敵対関係にある相手のことを指しますが、ライバルには好敵手というような好意的なニュアンスが含まれています。

また、ライバルの場合、敵ではなく同じチームの中でライバル関係にある場合もあります。

それから日常会話でよく使われているのはライバルで、宿敵とはあまりいいません。

ライバルよりも宿敵の方が、敵対関係がより強い印象があります。

まとめ

宿敵とライバルの違いは、好意的なニュアンスが含まれているかどうかにあります。

好意的なニュアンスが含まれているのがライバルで、宿敵は敵対関係がライバルよりも強いです。

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