「脱帽」と「敬服」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「脱帽」と「敬服」の違いとは?違い

この記事では、「脱帽」「敬服」の違いを分かりやすく説明していきます。

「脱帽」とは?

「脱帽」とは相手に敬意を表すことです。

元々挨拶などの礼儀として、帽子を取って敬意を見せることから来ています。

敬意を持っている相手に対して帽子を脱ぐことで敬意を態度で表すように、行動や態度によって敬意を表すことが脱帽です。

そのためただ相手に対して尊敬の念を抱くだけではなく、それを表に出すことまでを含みます。

また帽子を脱ぐことが重要なのではなく、敬意を表す態度や行動をとることが重要なので、実際に帽子を脱いで敬意を表すとは限りません。


「敬服」とは?

「敬服」とは相手に心から感心して敬意を抱くことです。

またただ敬意を抱くだけではなく尊敬して服従するという意味も持ちます。

ただし心から敬意を抱くだけでも使えるため、必ずしも服従するとは限りません。

そのため心からの敬意を持ちはしても、それを明確に態度で表したり、言葉にするなどで相手に伝えるかどうかは無関係です。


「脱帽」と「敬服」の違い

「脱帽」「敬服」の違いを、分かりやすく解説します。

相手に敬意を表し示すことが「脱帽」で、相手に心から敬意を抱くことが「敬服」です。

「脱帽」は相手に抱いている敬意を態度や行動で示すところまでを含みますが、「敬服」は態度や行動で敬意を表すこともあれば、敬意を示さない場合もあります。

また「脱帽」は敬意を示すことなのでそれ以前から敬意を持っていた場合にも使われるものの、「敬服」はその時に敬意を抱くようになった場合にしか使いません。

まとめ

「脱帽」は相手にわかるよう敬意を示すことですが、「敬服」は尊敬し服従することと心から敬意を抱くことという二つの意味があり、必ずしも敬意が態度に出るとは限りません。

「脱帽」は必ず敬意を示すけれど敬意を持ったのはその時でも以前からでも問わない言葉、「敬服」は強い尊敬の念を持つけれど態度に出るかどうかは問わない言葉と認識しておくといいでしょう。

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