「容認」と「許容」の違いとは?分かりやすく解釈

「容認」と「許容」の違いとは?違い

この記事では、「容認」「許容」の違いを分かりやすく説明していきます。

「容認」とは?

「容認」「ようにん」と読みます。

意味は、「あることを良いとして受け入れること」です。

人がしていることを、特に大きな問題はないと判断して聞き入れ、認めることです。


「容認」の言葉の使い方

「容認」は名詞として「容認する・した」「容認される・された」などと使われます。

「容」「中に入れる」から転じて「聞き入れる」「受け入れる」「ゆるす」という意味、「認」「みと(める)」とも読み「ものごとをそうと見極める」「それと見定めて承知する」という意味、「容認」「そうと受け入れて承知すること」になります。


「許容」とは?

「許容」「きょよう」と読みます。

意味は「ある範囲までは良いとして受け入れること」です。

本来は良くないことでも、一定の範囲や基準を定めて、そこまでならば問題なしとして大目に見てあげることです。

「許容」の言葉の使い方

「許容」は名詞として「許容する・した」「許容できる・できない」「許容範囲」などと使われます。

「許」「ゆる(す)」とも読み「願いを聞き入れる」という意味、「容」「聞き入れる」「受け入れる」「ゆるす」という意味、「容認」「ある範囲まで相手の願を聞き入れること」になります。

「容認」と「許容」の違い

「容認」「そうと受け入れて承知すること」です。

「許容」「ある範囲まで相手の願を聞き入れること」です。

「容認」の例文

「容認」の例文は以下の通りです。

・『上司が部下のタメ口を容認する』
・『中学校でスマホを容認する』
・『会議での遅刻は容認できない』

「許容」の例文

「許容」の例文は以下の通りです。

・『多少の誤差は許容できる』
・『彼の雑な仕事ぶりは許容できない』
・『この騒音は許容範囲を超えている』

まとめ

今回は「容認」「許容」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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