「振興」と「活性化」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「振興」と「活性化」の違いとは?違い

この記事では、「振興」「活性化」の違いを分かりやすく説明していきます。

「振興」とは?

振興とは、物事を盛んにすることや盛んになることをいいます。

学術や産業などに用いられる言葉で、知見が広がったり人材や物が増えたりすることを指しています。

振興の「振」には「ふるう、盛んになる」といった意味があります。

「興」にも「おこる、盛んになる」という意味があり、振興はふるいおこして盛んになることを表しています。


「活性化」とは?

活性化とは、物事の活動が活発になることや活発にすることをいいます。

組織や社会の活動を指す場合が多いです。

また、化学反応が活発になったり、反応性が高まることを表す場合もあります。

化学や医学の分野でも使われる言葉です。

原子や分子、イオンなどがエネルギーを吸収しやすい状態にすることを活性化といったりもします。


「振興」と「活性化」の違い

振興も活性化も物事を盛んにすることや盛んになることを表す言葉です。

地域振興というとその地域の活動を活発にすることを表しており、地域活性化と言い換えることができます。

ただし、活性化は化学や医学の分野でも使われる言葉で、化学反応について活発になることを表したりもします。

振興にはそういった意味はないので、活性化を振興に言い換えることはできません。

「振興」の例文

・『地域の産業を振興するために作られた団体だ』
・『芸術や文化を振興する拠点にしたい』
・『観光事業の振興計画は順調に進んでいる』

「活性化」の例文

・『日本の経済を活性化させるための具体的な方策をいくつか挙げてみる』
・『衰退している地域の活性化を目指す』
・『商店街の活性化のために毎月イベントを開催している』

まとめ

振興も活性化も物事を盛んにすることや盛んになることを表す言葉です。

同じ意味で用いられていますが、活性化には化学反応が活発になるといった意味もあります。

振興にはそういった意味はありません。

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