「真綿で首を絞める」と「生殺し」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「真綿で首を絞める」と「生殺し」の違いとは?違い

この記事では、「真綿で首を絞める」「生殺し」の違いを分かりやすく説明していきます。

「真綿で首を絞める」とは?

一気に痛めつけるのではなく、時間をかけて相手を責める行為を「真綿で首を絞める」【まわたでくびをしめる】といいます。

真綿の繊維というものはとても柔らかく手触りが良いと思う人はいますが、いがいと切れにくいので首を絞めてもすぐには息の根を止められません。

時間をかけて相手を責めるとき使う手段という意味がある言葉です。


「生殺し」とは?

生きの根は完全に奪い取りませんが、かなり虫の息になるまで暴力を振るうことを「生殺し」【なまごろし】といいます。

相手を打ったり蹴るなどして暴力を振るい、息が止まりそうになるすんでのところで見放し、生かすというかなり痛みが残る暴力のやり方を指すわけです。

死にそうになっていても助けはせず、倒れている状態のままで放置しておきます。


「真綿で首を絞める」と「生殺し」の違い

「真綿で首を絞める」「生殺し」の違いを、分かりやすく解説します。

切れ難く、柔らかい真綿で首を絞めてもすぐには死なないところから、憎き相手をゆっくり苦しめながら死に追いやるという意味で使われているのが「真綿で首を絞める」です。

もう一方の「生殺し」は、殺したいと思う気持ちを暴力という形で相手にぶつけて、もう息が切れそうになるまで刃物や素手で何度も相手を痛めつける行為を指します。

そのまま放っておけば死んでしまうだろうと思うまで暴力行為した後、倒れたまま放置するのです。

「真綿で首を絞める」の例文

・『精神的に苦しめてきた相手は真綿で首を絞めて殺したい』
・『真綿で首を絞めて、ずっと苦しむ顔を見ながら酒を飲みたい』

「生殺し」の例文

・『気に食わない暴走行為する後輩を呼び出し、生殺しにした』
・『裏切った相手を10人で激しい暴力を加えて生殺しにした』

まとめ

生意気、憎いといった相手はすぐに殺すのではなく、時間をかけて苦しめていくのがより気持ち良いと感じる言葉を2つ取り上げました。

どういった相手にどちらの言葉を使えばいいか目を向けてみましょう。

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