この記事では、「使い手」と「利用者」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「使い手」とは?
物を使う人を「使い手」【つかいて】といいます。
例えば、日常的に使う物にテレビや電子レンジ、ガス台、冷蔵庫といった家電製品が挙げられますが、すぐ壊れるか、何年と壊れずに使える物があるのも使う人次第なのです。
このような意味から、巧みに物を使う側を指す言葉になります。
また、お金の使い道を考えないで使ってしまう人を蔑む意味で使う言葉です。
「利用者」とは?
美術館や温泉施設に行ったときお金を払い、利用する人を「利用者」【りようしゃ】といいます。
その施設で決められている入場料を受付で払えば中に入れて、展示してある作品を何時間でも閲覧して楽しめるのです。
温泉施設なら入浴料払って体を洗ったり、じっくり源泉の大浴場で温まる人を指します。
また、「利用者家族にお知らせ」といえば施設を使う人の血縁者に伝えるべき内容を具体的に知らせるわけです。
「使い手」と「利用者」の違い
ここでは「使い手」と「利用者」の違いを、分かりやすく解説します。
物を使う人を「使い手」と呼びます。
「道具の使い手により物の良さを引き出せる」といって、使う人により機能をしっかり使えるのです。
もう一方の「利用者」は、施設にお金を払って中に入る人を指します。
介護施設や博物館といった所にお金を払って入り、生活する、一時的に使って快適な時間を過ごすといった目的を果たすため利用するわけです。
「使い手」の例文
・『使い手により安い家具でも味や魅力が引き出される』
・『お金も使い手が悪いとすぐ無くなり、価値すら学べない』
「利用者」の例文
・『送迎バスに乗る利用者を迎えに行く運転手を募集した』
・『施設の利用者に無料で飲み物を配ると喜んでくれた』
まとめ
施設を利用する側を指す呼び方を取り上げましたが、言い方の違いにより使い方が異なります。
どのように使うかに目を向けて異なる点を比較してみましょう。