この記事では、「アジアゾウ」と「アフリカゾウ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アジアゾウ」とは?
アジアゾウとは、ゾウ科アジアゾウ目に分類される動物のことをいいます。
インドやインドネシア、中国、タイ、スリランカ、カンボジア、ネパールなどアジア地域に分布しています。
森林に生息していますが、森林の伐採などの影響により個体数は減少傾向にあります。
また、アジアゾウの牙は象牙細工に使われるので、密漁の対象となったりもします。
アジアゾウは気性は優しく、人に懐きやすいといわれています。
日本には生息していませんが、動物園で飼育されていることも多いです。
「アフリカゾウ」とは?
アフリカゾウとは、ゾウ科アフリカゾウ属に属する動物のことをいいます。
アフリカに分布しており、森林やサバンナに生息しています。
アフリカゾウの耳は大きくて幅広く、体温調節などにも役立ちます。
干ばつや密漁、紛争などの影響により個体数は昔に比べると減少しました。
ただし、一部の地域では増加しているといわれています。
「アジアゾウ」と「アフリカゾウ」の違い
アジアゾウとアフリカゾウの違いは、体の大きさや耳の形、牙の長さ、生息域などにあります。
体が大きいのはアフリカゾウの方で、体長は6mから7. 5m程となっています。
それに対してアジアゾウは、6m前後とアフリカゾウよりも小さいです。
耳の形もアフリカゾウは大きな三角形をしていますが、アジアゾウの耳は小さい四角形をしています。
牙が長いのもアフリカゾウで、3mを超えることもあります。
温厚で人に慣れやすいのはアジアゾウで、アフリカゾウは気性が荒くあまり人には慣れません。
それからインドなどアジアに分布しているのがアジアゾウで、アフリカに分布しているのがアフリカゾウになります。
まとめ
アジアゾウとアフリカゾウでは、体の大きさや耳の形、牙の長さ、生息域などに違いがあります。