この記事では、「岡目八目」と「他人の正目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「岡目八目」とは?
ある事柄の当事者よりも、第三者の方が損得やよい悪いなどを正しく判断できること、という意味です。
「岡目」は、わきから見ていること、第三者の目で見ることという意味です。
「岡」は「傍」の漢字を使うこともあります。
どちらの漢字を使った場合も「おか」と読みます。
スポーツのことで説明をします。
選手たちは、優勝をしようと必死になっています。
しかし、必死になればなるほど、状態が悪くなっていきます。
冷静に判断できなくなり、悪い状態を招いているのです。
第三者はもっと冷静になることができます。
直接かかわりがなければ、どうなっても自分には関係なく、正しく判断できるのです。
冷静だからこそ、そのスポーツで優勝をするためには、どうしたらよいのかが見えてきます。
そのようなさまを意味します。
「他人の正目」とは?
第三者の方が公平で正しい見方ができる、第三者の方が正しい判断ができるという意味です。
「正目」には、正味、木の中心を通って縦断したときに見られる樹心に対して平行は木目、自分の目で実際に見ることという意味があります。
利害関係のあるもの同士だと、自分のことばかり考えてしまって、正しい判断ができなくなることがあります。
しかし、それにかかわりのない人なら、どんな結果になろうとも自分には関係ないので、正しい判断ができます。
また、冷静にもなれます。
それにかかわる人よりも、そうでない人の方がよくわかるのです。
「岡目八目」と「他人の正目」の違い
「岡目八目」と「他人の正目」の違いを、分かりやすく解説します。
第三者という意味を含む点が似ています。
前者の場合は、四字熟語として使われています。
後者は四字熟語ではありません。
似たような意味として使われています。
まとめ
どちらも意味は同じようなもので、四字熟語かそうでないかに違いがあります。