この記事では、警察の「所轄」と「本庁」の違いを分かりやすく説明していきます。
「所轄」とは?
所轄は、しょかつと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、何かが行われるところやあるところといった意味の所の漢字に、ある範囲を支配するといった意味がある轄の漢字を付け加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から所轄は、ある範囲を管轄する警察署の事を示すのです。
「所轄」の言葉の使い方
所轄は、警察署という意味で用いられる言葉となっています。
決められた範囲の地域を管轄する警察署の事を、所轄というこの言葉で表現して使用しているのです。
「本庁」とは?
本庁とは、ほんちょうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、中心となる部分といった意味を持っている本の漢字に、役所等の執務する所といった意味を所有する庁の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ本庁は、警視庁の本庁舎を表します。
「本庁」の言葉の使い方
本庁は、警視庁の本部に対して用いられる言葉です。
要するに東京都を管轄する警察組織の本部や本庁舎に対して、この本庁という言葉が使用されています。
「所轄」と「本庁」の違い
所轄と本庁の漢字を並べて見比べると、使われている漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付く事が可能です。
所がどちらも、警察の組織に関連した言葉として使われているので、混同してしまう恐れはないとは言えません。
とはいえ所轄は、限られた範囲を管轄する警察署を表します。
一方の本庁は、警視庁の本庁舎を示す言葉です。
まとめ
2つの言葉は、漢字や読み方に共通点はないものの、どちらも警察に関連した用語として用いられています。
お陰でごっちゃになる恐れはないとは言えませんが、示す意味には相違点があるのです。
ちなみに所轄は、ある地域を管轄する警察署といった意味に使われる言葉となっています。
対する本庁は、警視庁の本部や本庁舎を示す言葉として、用いられているのです。