この記事では、「追いかける」と「跡付ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「追いかける」とは?
ある物がどのようになったかその目で確かめるために追う行動を「追いかける」【おいかける】といいます。
興奮するほど好きな者の行動を追っては同じように動いたり、店の物を盗んだ犯人を捕まえるために背中を追うわけです。
使い方としては、「好きな人を追いかける」といって、気になる者を激しく求める気持ちを行動により表します。
「跡付ける」とは?
物事がどのように移り変わるかその様子を自らが加担して跡を辿って調査し、痕跡を残す行為を「跡付ける」【あとづける】といいます。
証拠づけるために跡を辿る行為を指しますが、行動するときは目立たないようにして跡を残します。
とくに怪しいと感じる人がいたとき、尾行してはどの建物に入って行くか、誰と会うかを調べるために相手の跡を追うのです。
「追いかける」と「跡付ける」の違い
ここでは「追いかける」と「跡付ける」の違いを、分かりやすく解説します。
逃げる犯人を警察が捕まえるため、懸命に追うことを「追いかける」といいます。
「必死で追いかける」といえば、懸命に追わなければ逃げられてしまう恐れがある状況だと分かるのです。
また、好きな歌手が建物から出て来たとき、後を追って行動を確かめたいと思うときに行動します。
もう一方の「跡付ける」は物事がどのように変わっていったかに目を向けて、過去にまで遡り、跡付けするという意味で使う言葉です。
「追いかける」の例文
・『兄は家の外に転がる水筒を拾うため裸足で追いかける』
・『裸で逃げる子供を必死に追いかける妻の姿に笑ってしまう』
「跡付ける」の例文
・『この街道がどのようにして大きくなったか跡付ける』
・『高台の城は誰がどのように建てたか詳しく跡付ける』
まとめ
人間の行動を指す言葉ではありますが、「追う」か「跡」を付けるとの違いが見られます。
どう使うか調べて、どのように使うか状況によって使いこなしてみるといいでしょう。
