この記事では、「激戦」【げきせん】と「激闘」【げきとう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「激戦」とは?意味
激しい戦いを表すのが「激戦」【げきせん】です。
敵からの攻撃が激しくて、なかなか勝てない苦戦した状況であるさまを表します。
とくに、戦闘機に乗ったパイロットが敵陣から激しくミサイル攻撃されて、こちらも負けじと弾を放つといった凄まじい争いを伝えるときに使う言葉なのです。
このような状況から、激しく競り合う選挙では相手を蹴落とす勢いで活動する場所を「激戦地区」といいます。
「激闘」とは?意味
とても激しく戦うことを「激闘」【げきとう】といいます。
闘争心を剥き出しにして激しい戦いを繰り広げるといった状況であり、どちらが勝つか分からないほどの勢いがある戦いという意味があるわけです。
そのため、何日も決着がつかず、幾日にも渡って「激闘」が繰り広げられることもあります。
このような意味から、骨が折れてしまいそうになるほど大変な仕事をする自分のさまを「激闘」と表す言葉です。
「激戦」と「激闘」の違い
「激戦」と「激闘」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が持つ力を思い切り尽くして戦い抜くことを「激戦」といいます。
過去にないほど激しい戦いでは、数多くの者を動因して、戦場で戦わせるといった状況であることが分かるわけです。
「激戦を勝ち抜く」ことはこちら側がいかに強いかが分かります。
また敵が強くて勝てないときであっても、気を引き締めて「激戦を乗り越える」ことが求められます。
もう一方の「激闘」は、結果がいつまでも見えないほど苦戦し、血が流れるまで戦いが続く状況を表す言葉です。
「猛烈な激闘を繰り広げる」というときは、火花を散らして競い合うさまが伝わります。
「激戦」の例文
・『この通りは総菜屋が多く、客の取り合いする激戦地区だ』
・『強いチームと戦う最激戦区のため、選手はいつも以上に気合が入る』
「激闘」の例文
・『激闘が続く戦地では、多くの兵隊が血を流しながら苦戦していた』
・『体力が互角であるため、ボクサーはいつも以上に激闘を繰り広げた』
まとめ
かなり似ている状況を表せる言葉ですが、「激戦」よりも闘争心をむき出しにした者同士が激しく戦うさまを表すのが「激闘」であると覚えておくといいでしょう。