この記事では、「劇団」【げきだん】と「ミュージカル」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「劇団」とは?意味
明治時代の末に誕生したのが「劇団」【げきだん】といいます。
新劇運動という活動している中から生まれたもので、この活動は大正時代に激しさを増し、世の中に広まっていきました。
当初は近代的な意味合いが含まれている内容が多く、若者の新しい思想を強く取り入れていたのです。
日本では団員が家族のように深い絆で繋がったうえで演じるのが一般的であり、芸術性を持って作品を作り上げます。
文芸演出された舞台では本格的な衣装を揃える美術係は装置も器用に使いこなし、音響効果で臨場感ある舞台にします。
「ミュージカル」とは?意味
音楽に合わせて歌を歌ったり、踊って観客を楽しませるのが「ミュージカル」です。
恋愛や社会への不満を題材とした作品が多く、俳優はうまく歌いながら喜怒哀楽を表現することが求められます。
遠くの方まで届くよう腹から声を出し、情熱的に歌い上げるところに人々は心を奪われるのです。
派手な化粧して、役になりきるのも「ミュージカル」の醍醐味であり、美しさや格好良さを表します。
「劇団」と「ミュージカル」の違い
「劇団」と「ミュージカル」の違いを、分かりやすく解説します。
新劇運動により、新劇人が集まって演技するのが「劇団」です。
大学や半アマチュア、専門劇団などさまざまな団体によってそれぞれの持ち味と思想を演じます。
その後、プロ劇団として演技がうまい者が集まり、日本各地を巡って収入を得るわけです。
起源は紀元前であり、ローマでは宮廷に仕えていた奴隷で構成された俳優集団が活躍し、貴族たちを楽しませました。
もう一方の「ミュージカル」は、女性がしなやかな動きときれいな声で台詞を発し、男性は勇ましく、力を込めて男らしさを強調して演じる作品が人気を集めます。
歌に焦点を当てた熱い演技を見せて、印象強い作品を作り上げるわけです。
まとめ
どちらも団体が舞台で演じる俳優が所属するものですが、演技の仕方や演出、作品にも違いがありますので、実際に見て比較してみるといいでしょう。