この記事では、「簿価」と「時価」の違いを分かりやすく説明していきます。
「簿価」とは?
簿価は、ぼかという読み方をするのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、物事を記録しておくための冊子やちょうぼといった意味の簿の漢字に、かかくや値打ちといった意味がある価の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ簿価は、資産の取得原価を表すのです。
「簿価」の言葉の使い方
簿価は、資産を取得した時の金額といった意味の言葉として使われています。
具体的には、何らかの不動産を取得した際の、購入金額に対して、この簿価という言葉が使用されていたりするのです。
「時価」とは?
時価は、じかと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ときやじかんといった意味を持っている時の文字に、値段やかちといった意味を有する価の文字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から時価は、資産や商品等のその時点での価格といった意味を示します。
「時価」の言葉の使い方
時価は、その時点での商品価格といった意味の言葉として用いられているのです。
例えばある人物が所有する資産価値というのは、その時々で変動します。
なのでこの言葉を使用して、時価総額といった表現を用いたりするのを見掛ける事が可能です。
「簿価」と「時価」の違い
簿価と時価の漢字を見比べてみると、最初の漢字が簿と時という違いがある事に気付く事が出来ます。
所が2文字目は同じ価の漢字であり、どちらも資産等の価値に関連した言葉として使われていたりするのです。
もっとも簿価は、資産を取得した際の価格といった意味を表します。
一方の時価は、その時点での資産の価格といった意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉は、共に資産の価値に関する言葉として用いられる事があります。
ですが最初の漢字が違う事で、示す意味合いには相違点を見出す事が可能です。
ちなみに簿価は、所有する資産を購入した時の価格という意味の言葉として使われています。
対する時価は、所有している資産のその時の価格といった意味として用いられているのです。