この記事では、「暑苦しい」【あつくるしい】と「蒸し暑い」【むしあつい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「暑苦しい」とは?意味
気温がかなり高くなって暑くなった状況において人が苦しむとき「暑苦しい」【あつくるしい】といいます。
このような意味から、夏だというのに見るだけで汗をかいてしまいそうな色や柄の服を着る人を見たときや、肌にまとわりつく髪形の者を見たとき「暑苦しい奴」と苛立つ気持ちを示すのです。
また、隣にいるだけで暑さを感じてしまう太った人や、厚化粧の女性がいたときも当てはまります。
「蒸し暑い」とは?意味
風がなく、湿度が高い日は嫌な汗かいて不快に感じることを「蒸し暑い」【むしあつい】といいます。
日本はとくに夏場の気温が高い時期に湿度も上がれば汗が出て服が濡れて肌にまとわりつき、とても不快な気持ちになるでしょう。
髪の毛は汗で濡れておでこに張り付くは、肌から嫌な汗をかき、臭いも漂って気持ち悪くなってしまいます。
このように、そこに座っていれば座椅子にお尻が張り付いてしまうほど汗でベタつく状態を指すわけです。
「暑苦しい」と「蒸し暑い」の違い
「暑苦しい」と「蒸し暑い」の違いを、分かりやすく解説します。
じっと座っていても汗をかくような気温のとき「暑苦しい」といいます。
何も手がつかないほど暑い夏によく使われている言葉であり、このようなところからそばにいると体温を感じてとても不快に感じたり、気が散るほど派手な格好している者に対して「暑苦しいから向こうへ行け」と追い払うわけです。
もう一方の「蒸し暑い」は、湿度が高く、もわっとした熱風が漂う夏の日を示す言葉であり、食欲も失ってしまうほど不快に感じるという意味で使われています。
「暑苦しい」の例文
・『人は不快指数が高いとき暑苦しいと感じることが多い』
・『太った人が隣に座って暑苦しいと感じてひどく苛立つ』
「蒸し暑い」の例文
・『朝から蒸し暑いため、子どもの機嫌が悪くて困ってしまう』
・『蒸し暑い日が続き、高齢の親は食欲を失い倒れてしまった』
まとめ
どちらも気温が高い夏に見られる不快でつらい状況を表せる言葉です。
自分なりに、その日の状況がどちらの言葉に当てはまるか調べてみてうまく使いこなしてみるといいでしょう。