この記事では、「怠(おこた)る」と「サボる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「怠る」とは?
「怠る」とは、「やるべきことをなまける」さまや「注意を払わないで行動する」様子などを示す言葉です。
「加減が適当過ぎて過失をおかしてしまう」ないし「心がゆるんでいてだらける」などというニュアンスでも使われており、「一生懸命やらない」または「手を抜く」などという語句と同じような意味をもつ表現として用いられています。
「サボる」とは?
「サボる」とは、「妨害行為」または「破壊活動」などを示す英単語「sabotage(サボタージュ)」を由来とする言葉です。
「怠けて休む」または「するべきことをしない」などという意味合いで使われており、本来であればやるはずの仕事や学業などに背を向けて怠けるなどというニュアンスで用いられています。
仕事や勉学、あるいはダイエットやエクササイズなどを対象に使うことができる言い回しになります。
「怠る」と「サボる」の違い
「怠る」と「サボる」は、いずれの語句も「とるべき行動をとらない」などという意味合いで使われている似たような表現です。
ビジネスシーンでも使うことができる「怠る」に対して、「サボる」は日常会話向けのややカジュアルな言い回しとして使われており、双方に似ている表現として「怠(なま)ける」という語が用いられる場合もあります。
「怠る」の例文
・『努力を怠ると志望している大学には受かりませんよ』
・『いつも注意を怠ることなく作業に取り組みましょう』
「サボる」の例文
・『バイトをサボると他のメンバーに迷惑がかかってしまいます』
・『一回サボると癖になって何度でもサボりたくなるのが心情です』
まとめ
「怠る」と「サボる」は、どちらの語句も「するべきことをしない」などという意味合いで使われている似たような表現です。
使用する際には微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。