「弊害」と「害悪」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「弊害」と「害悪」の違いとは?違い

この記事では、「弊害」「害悪」の違いを分かりやすく説明していきます。

「弊害」とは?

弊害とは、他に悪影響を与える物事や害になることをいいます。

弊害と書いて「へいがい」と読みます。

弊害の「弊」には「害になる、良くない習慣」といった意味があり、「害」は悪い結果や影響を及ぼす物事のことを表しています。

弊害は似た意味を重ねた熟語で、「弊害を及ぼす」とか「弊害をともなう」といった使い方をします。


「害悪」とは?

害悪とは、他に悪影響を及ぼすような良くない物事のことをいいます。

害悪と書いて「がいあく」と読みます。

害悪の「害」には悪い結果や影響を及ぼす物事という意味があり、「悪」には「わるいこと、正しくないこと」といった意味があります。

害悪は他に災いを与えるような良くないことを表しています。


「弊害」と「害悪」の違い

弊害も害悪も他に悪影響を及ぼすような良くない物事を指す言葉です。

弊害は行動や習慣、制度などによって良くないことが引き起こされるもので、意図的に引き起こしているわけではありません。

予期せぬ結果として悪い影響が出た場合に弊害と呼ぶことが多いです。

害悪の場合には、悪い影響を及ぼすことがはっきりしています。

「弊害」の例文

・『人々の暮らしが便利になった弊害が地球温暖化だ』
・『思わぬ弊害が生じてしまった』
・『SNSは非常に便利なツールだが、誹謗中傷といった弊害も生じている』

「害悪」の例文

・『スマートフォンは便利だが、使い方次第では害悪になる』
・『教育熱心というと聞こえはいいが、それがエスカレートして子どもに害悪を及ぼす親もいる』
・『社会に害悪をもたらす存在だ』

まとめ

弊害も害悪も、他に悪影響を及ぼすような良くない物事を指す言葉です。

弊害は行動や習慣、制度などによって良くない結果が引き起こされることで、意図せずに生じるものを指しています。

害悪は悪影響を及ぼすことがはっきりしているものをいいます。

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