この記事では、「逡巡」と「躊躇」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「逡巡」とは?
いざ本番になると緊張してしまい、しり込みすることを「逡巡」【しゅんじゅん】といいます。
しり込みしてしまうのも、自分はできると思う気持ちが定かではなかったり、決断力が不足しているためです。
このような人はいつまでも実行できず、挑戦をためらってしまいます。
顧問から指示されても、新しいことに挑戦できずに終わってしまうのです。
「躊躇」とは?
物事に取り掛かる前に、あれこれと考えてしまい、素早く実行に移せないことを「躊躇」【ちゅうちょ】といいます。
ためらっては決心できず、決断もできずに終わってしまうのです。
例えば、人が転職しようとする行動を止めようとしても、説得できるだけの知識もないため意見が言えません。
また、自分の提案を伝えようとしても相手より地位が下のために反論するか迷うのです。
「逡巡」と「躊躇」の違い
「逡巡」と「躊躇」の違いを、分かりやすく解説します。
いつまでも実践できず、挑戦することにしり込みする人の様を「逡巡」といいます。
このような人は、前に向って実行しようとせず、いつまでもその場から動けません。
その状態では新しいことに挑戦して吸収ができないため、職場でも良い仕事ができずに終わってしまうのです。
もう一方の「躊躇」は、本当に意見してもいいか迷う気持ちが邪魔して、本当の考えを言えずにいるという状態を指します。
「逡巡」の例文
・『社長が仕事を任せてくれたのに、逡巡して終わる』
・『合コンの席で好みの男性がいたのに、逡巡して話せなかった』
「躊躇」の例文
・『遺産の分配について考えを伝えたいが、妹なので躊躇する』
・『田舎に住みたいが、老いた両親のことを考えれば躊躇してしまう』
まとめ
似た意味を持つ言葉ではありますが、使い方に少し違いがありますので、自分なりにどう使えば考え方を表せるか調べてみるといいでしょう。