「コース料理」と「懐石」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「コース料理」と「懐石」の違いとは?違い

この記事では、「コース料理」「懐石」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コース料理」とは?

コース料理とは、フランス料理など西洋料理において順番に提供される料理のことをいいます。

提供される順番は決まっており、フランス料理の場合にはアミューズ・オードブル(前菜)・スープ・ポワソン(魚料理)・ソルベ(口直し)・アントレ(肉料理)・サラダ・チーズ・デザート・コーヒーが基本になります。

一般的なコース料理だと7〜8品で、本格的なフルコースだと10〜13品程度です。

また、レストランによっては品数の少ないハーフコースを用意しているところもあります。


「懐石」とは?

懐石とは、日本料理店などで提供されている和食の1つです。

元々は茶道の茶会で、茶をいただく前に来客をもてなすための料理でした。

一汁三菜の簡素な料理でしたが、現在では食事そのものを楽しむ豪華な内容になっていることが多いです。

懐石は、飯(汁・向付)・酒・煮物・焼物・預け鉢・吸い物・八寸・香の物(湯)・菓子といった順番で提供されます。

温かい料理は温かい器で、冷たい料理は冷たい器で提供するのが特徴です。


「コース料理」と「懐石」の違い

コース料理も懐石も、順番に提供される料理のことをいいます。

フランス料理やイタリア料理など西洋料理に使われるのがコース料理ですが、順番に提供される料理はジャンルに関わらずコース料理と呼ぶこともあります。

その場合、懐石もコース料理の1つになります。

また、中華料理や居酒屋などで行われる宴会の料理、創作和食、焼肉などでも、1つ1つの料理が順番に提供される場合にはコース料理といったりします。

また、懐石は元々茶道のための簡素な料理を指していたので、コース料理ではない場合もあります。

まとめ

コース料理は順番に提供される料理のことで、懐石もコース料理に含まれることがあります。

ただし、懐石は元々茶道で来客をもてなすための簡素な料理を指していたので、コース料理ではないこともあります。

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