この記事では、「謝罪」と「謝る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「謝罪」とは?
道徳や法律に反することをわびることです。
「謝」という漢字には、あやまる、わび、わびるという意味があり、「罪」という漢字には、法律に違反する行為、あやまち、道徳的に好ましくない行いという意味があります。
このことから「謝罪」には、法律や道徳に反する悪い行いをわびることという意味があることがわかります。
たとえば、自分が運転している車が人に接触してしまったとします。
車にぶつかった人は怪我をしてしまいました。
これは好ましくない行為といえます。
車の運転手は、怪我をさせてしまった人におわびの言葉を伝えることでしょう。
その行為が「謝罪」です。
「謝る」とは?
好ましくないことであった、正しくないことであったと相手に許しを求めることです。
たとえば、夕食のデザートに食べようとケーキを購入して、妹が冷蔵庫に入れておいたとします。
姉が冷蔵庫を開けてみると、おいしそうなケーキがあります。
食べたいなという気持ちが出てきて、誰のかはわかりませんが食べてしまいました。
夕食後、妹がケーキを食べようと冷蔵庫を開けると、入れておいたはずのものがありません。
それに対して妹は誰がやったのかと尋ね、怒りました。
妹の態度を見た姉は、自分がやったことは悪かったと思い、おわびの言葉を妹に伝えました。
この行為が「謝る」が意味するものです。
「謝罪」と「謝る」の違い
「謝罪」と「謝る」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの言葉に大きな意味の違いはありませんが、使われる場面が異なります。
「謝罪」は公の場や改まった場で使われることが多いです。
また、法律に違反する行いをして、それをわびるときにも使います。
「謝る」は日常的なことに使われることが多いです。
まとめ
2つの言葉には、わびるという意味が含まれています。
大きな意味の違いはないのですが、使われる場面が異なります。