「現物取引」と「先物取引」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「現物取引」と「先物取引」の違いを解説します。
「現物取引」とは?
「現物取引」とは、「対価の支払いと現物の引き渡しを同時に行う取引」です。
「現物取引」の使い方
現金と引き換えに商品を引き渡すなど決済と現物の引き渡しが同じタイミングで行われる指します。
お店で物を買うときは代金を支払って商品を受け取るのでその取引は「現物取引」に当たります。
クレジットカードの支払いは現物を受け取ってから数ヶ月後ですが、商品代金の決済はクレジットカード会社が間に入り現物の引き渡しと同時に決済を済ませているので「現物取引」です。
「先物取引」とは?
「先物取引」とは、「未来のある時点での取引価格と数量をあらかじめ決めておき期日が来たら決済する取引」です。
「先物取引」の使い方
石油など相場による価格変動の激しい商品で発生した取引方法で、簡単に言うとあらかじめ価格と数量を決めておき未来の時点で決済する予約取引の一種です。
現時点で1L150円の石油を1年後も同額で1000L購入するよう「先物取引」しておくと仮に石油相場が上昇して1L200円になったとしても1年後には今年と同じ1L150円で1000L確保できます。
このように価格変動リスクを回避する目的で未来のある時点での決済をあらかじめ約束しておく取引が「先物取引」です。
石油など実需用が高い商品で用いられるほか、相場変動による差益を目的に取引することもあります。
「現物取引」と「先物取引」の違い
「現物取引」と「先物取引」の違いは「決済のタイミング」です。
代価と商品の交換が決済と同時に行われる取引を「現物取引」といい、期日になったタイミングで決済する取引を「先物取引」といいます。
「現物取引」の例文
・『現物取引用に現金を準備する』
・『現物取引以外では購入できない』
「先物取引」の例文
・『先物取引で巨額の利益を上げた』
・『為替の変動リスクを避けられるのが先物取引のメリットだ』
まとめ
「現物取引」と「先物取引」は決済するタイミングの違いで区別されます。
金融市場ではさらに複雑な条件を追加した金融商品も存在しますが取引の基本はこの2つなのでそれぞれの取引について基礎知識を知っておきましょう。