昔から現在まで、世の中は思い通りにいかないことばかりです。
そんな中、今では、あまり使われなくなっている言葉の一つに、「ままならない」というものがあります。
それでは、この「ままならない」とはどういう意味でしょうか。
また、「思い通りにならない」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ままならない」と「思い通りにならない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ままならない」とは?
「ままならない」とは、「儘ならない」とも表記する言葉で、一般的には「自分の思い通りにはならない」ということを表す言葉です。
「思い通りにならない」とは?
「思い通りにならない」とは、文字通り、「自分の思う通りにはならない」つまり「そうなって欲しいようにはならない」という意味で使われる言葉です。
「ままならない」と「思い通りにならない」の違い
「ままならない」と「思い通りにならない」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、ともに「自分の思い通りにはならない」という状況を表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「ままならない」の方が古臭い表現であるということくらいでしょうか。
実際、この2つはほぼ同じ意味で使われ、シチュエーションも同じなので、入れ替えても成立します。
「ままならない」という言葉は今ではあまり使いませんが、同じ語源の「わがまま」という言葉は今でも「自分の思い通りにする」という意味で頻繁に使われています。
「ままならない」の例文
・『世の中は何事もままならないことばかりです』
・『他人の心はままならないと感じています』
「思い通りにならない」の例文
・『世の中はすべて思い通りにはなりません』
・『思い通りにならないというのは当然のことです』
まとめ
この記事では、「ままならない」と「思い通りにならない」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。