この記事では、「まとも」と「まっとう」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「まとも」とは?
おかしいところもなく、とても真面目な行動する人を「まとも」といいます。
「まっとうな様子」といったところから、その人はずれた考えはしない、しっかり前を向いて歩く人であると分かるのです。
漢字で真っ当と書き、正しい判断ができる人を指します。
「まともな仕事ができる」といえば信頼もある素晴らしい活躍が期待されている人であるので、職場でも使える人材として使える人と伝えられるのです。
「まっとう」とは?
「まったく」を音便化にして伝える言葉が「まっとう」です。
漢字で全うと書き、物事を最後まで真面目にやり遂げるという意味で使われています。
果たすべき作業を正しく行い、終えるという人の行動を指すのです。
いい加減と感じさせるところもなく、責任を持って与えられた仕事をこなし、筋も通った考え方もできるところが信頼を集めます。
「まとも」と「まっとう」の違い
「まとも」と「まっとう」の違いを、分かりやすく解説します。
正しい判断ができ、行動がしっかりしている人を「まとも」といいます。
偽りがなく、正確さがある考え方ができる人は信用でき、頼れると思わせるのです。
もう一方の「まっとう」は、世間から認められる仕事ができている人や、考え方で行動できる人の生き様を指します。
また、「まっとうにやり遂げる」といえば途中で放棄せず、困難を乗り越えて仕事するといった意味でも使われている言葉です。
「まとも」の例文
・『まともな考えができる妹に店の経営を任せた』
・『窓口のまともな対応に共感して、定期預金を作った』
「まっとう」の例文
・『まっとうな回答ができる高齢者は認知症ではないと判断した』
・『まっとうな人であれば手で料理を掴み、投げつけたりはしない』
まとめ
とても似ている言葉には見えますが、使い方が少し違うので、「まっとう」に使いこなせるよう意味を調べて表現してみましょう。