「等しい」と「同様」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「等しい」と「同様」の違いとは?違い

この記事では、「等しい」「同様」の違いを分かりやすく説明していきます。

「等しい」とは?

数や量、位置などについて、細かい単位で変化するものに違いがないことを表す言葉です。

また、二つの人が同じ仕事をして同じ給料をもらうとき、それらは等しいと言えます。

「等しい」という言葉は、比較可能なものの間にズレや差がないことを強調します。


「同様」とは?

全体的によく似ていてほとんど等しいことを表す言葉です。

また、二つの国が同じ法律や制度、文化などを持っているとき、それらは同様と言えます。

「同様」という言葉は、全体の大部分が似ていて細かな違いはあるものの等しいといっても差し支えないことを示します。


「等しい」と「同様」の違い

「等しい」「同様」の違いを、分かりやすく解説します。

「等しい」「同様」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「等しい」は、二つ以上のものが数や量、位置などにおいて、完全に一致していることを表します。

その一方で、「同様」は、二つ以上のものが形や内容、性質などにおいて、全体としてほぼ一致していることを表します。

つまり、「等しい」は細かい単位での差異がないことを、「同様」は大まかな単位での差異がないことを意味するという点で異なります。

「等しい」の例文

・『命の価値は皆等しいものだと思っているので、偉そうな人が嫌いだ』
・『正三角形は、全ての辺の長さが等しい』

「同様」の例文

・『私の意見は彼女と同様なので、これ以上は省略いたします』
・『この試験は、前回と同様の問題なので、今回は間違えるわけにはいかない』

まとめ

「等しい」「同様」は似た意味を持つ言葉ですが、使い方に違いがあります。

「等しい」は数や量、程度などが同じであることを表します。

「同様」は形や性質、状態などが同じであることを表します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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