この記事では、「相対的」と「絶対的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相対的(そうたいてき)」とは?
「相対的」とは、「他との関係において成り立つ様」や「他との比較の上に成り立つ様」を意味する言葉です。
「相対的」の類義語には「対照的(たいしょうてき)」や「対比的(たいひてき)」などがあります。
「相対的」の使い方
「相対的」は形容動詞として使われています。
「絶対的(ぜったいてき)」とは?
「絶対的」とは、「他とは比べようもない状態や存在である様」を意味する言葉です。
「絶対的」の類義語には「特別(とくべつ)」や「各段(かくだん)」、「圧倒的(あっとうてき)」や「断然(だんぜん)」などがあります。
「相対的」の使い方
「相対的」は形容動詞として使われています。
「相対的」と「絶対的」の違い
「相対的」は「他との関係や比較の上に成り立つ様」を意味するのに対し、「絶対的」は「他とは比較にならない様」を意味する言葉です。
したがって、2語は対義語の関係に当たると言えます。
「相対的」の例文
・『気軽にコンテンツを発信できる時代となり、個人の相対的な価値が上がっていると言える』
・『物事の正しく捉えるには主観だけでなく、相対的な目線が必要である』
・『ドルの価値が他国の通貨に比べて、相対的に上昇している』
「絶対的」の例文
・『彼は強力な後ろ盾を得たことで絶対的な地位を確立させた』
・『家系のやりくりにかんして、私は彼女に対し、絶対的な信頼を置いている』
・『本試合にて、あのチームは絶対的な強さを見せつけた』
まとめ
・「相対的」とは、「他との関係において成り立つ様」や「他との比較の上に成り立つ様」を意味する言葉です。
・「絶対的」とは、「他とは比べようもない状態や存在である様」を意味する言葉です。
・2語は全く逆の意味を含んでいることから、対義語の関係に当たると言えます。