この記事では、「愛媛まどんな」【えひめまどんな】と「紅まどんな」【べにまどんな】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「愛媛まどんな」とは?
果樹園が申請し、正式に登録商標された柑橘が「愛媛まどんな」【えひめまどんな】といいます。
果実と実がぴたりと張り付くように付いているので、スマイルカットで切れば食べやすく、薄い皮ごと栄養も含めて食べられるみかんです。
大きなものでは直径が約7. 3cmもあり、外果皮はかなりやわらかく、種がないため食べやすいゼリーのような果実になります。
別名をアイカ28号といい、2005年3月23日に品種登録されました。
温州みかんを栽培する土地で栽培される「愛媛まどんな」は12月に出荷します。
「紅まどんな」とは?
JA全農えひめが正式に認めて登録商標を与えた柑橘を「紅まどんな」【べにまどんな】といいます。
やわらかい薄皮にはしょうのう膜と外皮があるところが特徴であり、果肉は滑らかな舌触りで食べやすく、みずみずしい果実です。
その食感はまるでぷるっとしたゼリーのような食感で、濃度は10. 5度以上もある甘みが強いところが魅力になります。
愛南町で収穫されたこのみかんは大玉で食べ応えがあり、人への贈り物としても選ばれている柑橘です。
酸度は1. 2%未満と少なく、傷や形がいいのもこのみかんの特徴になります。
「愛媛まどんな」と「紅まどんな」の違い
「愛媛まどんな」と「紅まどんな」の違いを、分かりやすく解説します。
別名をアイカといい、12月に出荷が始まるのが「愛媛まどんな」で、「紅まどんな」は11月から始まるという違いがあります。
「愛媛まどんな」は南香と天草を親に持ち、香りがとても良く、食感はぷるんとしている果実です。
もう一方の「紅まどんな」は、濃度が10. 5度、酸味が1. 2%と少ないので食べやすく、甘さも強く出ます。
天草と南香を掛け合わせたみかんであり、JAで一定の規格を突破した果実だけが市場に出せるのです。
1個あたりのサイズは大きいもので250gもあり、見た目や切ったときの断面はまるでオレンジのようです。
まとめ
どちらも西を代表するみかんですが、作られている場所や出荷時期に違いがあるので自分なりに比較してみるといいでしょう。