「偶像化」と「理想化」の違いとは?分かりやすく解釈

「偶像化」と「理想化」の違いとは?違い

この記事では、「偶像化」「理想化」の違いを分かりやすく説明していきます。

「偶像化」とは?

「偶像化」「ぐうぞうか」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は、「宗教において、信仰する神の姿を実際に木・石・金属などで形にすること」という意味で、キリスト像やマリア像、仏像や御神体などを形作ることです。

2つ目は「心で良いと思っているものを実際に形あるものに作ること」という意味で、憧れていたり、尊敬しているものを目に見える形のものにすることです。


「偶像化」の言葉の使い方

「偶像化」は名詞として「偶像化する・した」「偶像化される・された」などと使われます。

基本的に、自分が崇拝するものを、実際に形ある物として作り上げることに使われる言葉です。


「理想化」とは?

「理想化」「りそうか」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある人や物について、自分の思う最高の状態であると想像すること」という意味で、実際の人や物に対して、自分で最も良い状態であると思い込むことです。

2つ目は「自分の目標を完璧な状態であると思って邁進すること」という意味で、これから起きることに対して良い状態を求めることです。

「理想化」の言葉の使い方

「理想化」は名詞として「理想化する・した」「理想化される・された」と使われます。

基本的に、ある人やものを、自分の中で最高の状態であると想像することに使われる言葉です。

「偶像化」と「理想化」の違い

「偶像化」「自分が崇拝するものを、実際に形ある物として作り上げること」です。

「理想化」「ある人やものを、自分の中で最高の状態であると想像すること」です。

「偶像化」の例文

「偶像化」の例文は以下の通りです。

・『神仏を偶像化して崇拝する』
・『憧れの女性を彫刻で偶像化する』
・『これは自然界にいる精霊を偶像化した作品です』

「理想化」の例文

「理想化」の例文は以下の通りです。

・『彼女は結婚を理想化し過ぎている』
・『アイドルだからと理想化するのは可哀想だ』
・『これが理想化した未来のライフスタイルです』

まとめ

今回は「偶像化」「理想化」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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