「もとい」と「ならぬ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「もとい」と「ならぬ」の違いとは?違い

この記事では、「もとい」「ならぬ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「もとい」とは?

伝えた内容に間違いがあったとき、訂正するために使う言葉が「もとい」です。

部下が上司へ近況報告するとき、言い間違えた際に「もとい」と伝えて言い間違った言葉に戻り、訂正して伝えます。

元々は「ならない」に打ち消す意味がある「ぬ」を掛け合わせた言葉であり、自分が発した言葉を訂正するのに使う言葉です。

主に、冗談を言ったとき、前の話を素早く撤回する場面で使われています。


「ならぬ」とは?

「そうなってはならぬ」と間違った方向に突き進んでしまわないよう正しく訂正する際に「ならぬ」を使います。

上司から部下へ「そうならないよう指摘する際に使う言葉であり、絶対に愚かな行為してはいけない、時間が無くても手を抜くことは許されないといった意味を込めて伝える言葉です。

それだけ簡単には事を進めてはいけないと強く相手へ注意する際に使います。


「もとい」と「ならぬ」の違い

「もとい」「ならぬ」の違いを、分かりやすく解説します。

伝えた言葉に間違いがあるとき、元に戻って訂正するとき使うのが「もとい」です。

かなり前に戻るのではなく、直前の言い間違いを訂正するのに使います。

もう一方の「ならぬ」「なる」「ぬ」という打ち消す言葉であり、元々は乱れた列を正しくやり直し、元の正しい姿勢に戻すという軍隊用語が元になっているものです。

「もとい」の例文

・『○○さんは人を見下す態度、もとい平等な目線で話します』
・『この店の炒飯は塩辛い、もとい程よい味に仕上げられています』

「ならぬ」の例文

・『会長がほかならぬ新入社員の私に仕事の相談を持ちかけた』
・『彼女らが大勢の人を楽しませるため並々ならぬ踊りを披露した』

まとめ

まったく意味が違う言葉を2つ取り上げましたが、どのような意味で使うか学び、自分なりに状況をうまく説明していきましょう。

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