この記事では、「モチーフ」と「イメージ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モチーフ」とは?
日本語として用いられている「モチーフ」の語源はフランス語の“motif”です。
意味は、文学や美術などで創作のきっかけとなった主要な題材や思想。
音楽では、その音楽固有の特徴や表現力をもち、楽曲を構成する最小単位となる音型や動機。
編み物では、編み込んだ小片を意味します。
主に題材といった意味で用いることが多く、「作品のモチーフ」や「花柄のモチーフ」などといった形で使用されます。
また、「モチーフ」は言い換えれば、「題材」や「テーマ」、「画題」などと同じです。
「イメージ」とは?
日本語として用いられている「イメージ」の語源は英語の“image”です。
意味は、心に思い浮かべる像や情景。
物事について抱く全体的な感じ。
そのほか、心の中で思い描くことを意味します。
言い換えれば、「印象」や「想像」、「連想」などと同じです。
「イメージ」の場合、「日本のイメージ」や「先生のイメージ」などといった使い方のほか、「イメージがわく」や「イメージが残る」などといった使い方もあります。
「モチーフ」と「イメージ」の違い
「モチーフ」と「イメージ」の違いを、分かりやすく解説します。
「モチーフ」と「イメージ」は全く異なった意味を持つ言葉です。
「モチーフ」は題材やテーマなどを意味する言葉で、「イメージ」は印象や想像を意味する言葉です。
つまり、「作品のモチーフ」は、その作品の創作のきっかけとなった主要な題材や思想し、「作品のイメージ」は、その作品の全体的な印象を意味する言葉になります。
「モチーフ」の例文
・『今回の作品は雨をモチーフにしてみました』
・『彼の作品は自然をモチーフにしたものが多い』
「イメージ」の例文
・『創作のイメージがわいてきました』
・『あることがきっかけで、彼女へのイメージは大きく変わりました』
まとめ
以上のように、「モチーフ」と「イメージ」は異なった意味を持つ言葉になります。