「瀬戸際」と「水際」の違いとは?分かりやすく解釈

「瀬戸際」と「水際」の違いとは?違い

この記事では、「瀬戸際」【せとぎわ】と「水際」【みずぎわ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「瀬戸際」とは?

人が生き残るか、それともこのまま何もしないまま終わるかといった切羽詰った状況のとき使われているのが「瀬戸際」【せとぎわ】です。

元々は海峡と外海である狭い境を指す言葉であり、少しでも間違えば巻き込まれてしまう状況といった場面で使われています。

「瀬戸際対策」といったように、いかに早く対応しなければ物事は大きな問題になり、人々の生活を圧迫してしまうといった緊急事態にならないよう一刻でも早めの対応が必要といった場面で使います。


「水際」とは?

陸地と水面がちょうど接している場所を「水際」【みずぎわ】というところから、その場でうまく対策して、病気が入ってこないようにしたり、敵が攻め入って国を滅ぼされないようにする状況でも使われています。

使い方としては、「病原菌を水際対策して事前に防ぐ」と使うわけです。

このように、海外から国内に入り込もうとする悪人や、菌などを防ぐ対策します。


「瀬戸際」と「水際」の違い

「瀬戸際」「水際」の違いを、分かりやすく解説します。

差し迫った状況がすぐそこにきている状況で、早くに対処すべき事態であるときに使うのが「瀬戸際」といいます。

「今が瀬戸際だ」といえば、まさに需要な分岐点であるといった状態を表すわけです。

もう一方の「水際」は海外から国内に違法入国者や輸入できない薬が入り込まないよう未然に防ぐ対策や解決策を考えるときよく使われています。

「瀬戸際」の例文

・『素早く瀬戸際対策を提案した政治家はその後、国民から支持された』
・『切羽詰った瀬戸際ではあったが、なんとか解決策を見出す』

「水際」の例文

・『水際作戦で名を挙げた武将は、今でも人々の参考になる』
・『うまく水際対策して、国民が菌に感染せずに済んだ』

まとめ

どちらも切羽詰まった危険な状況を打破するために考えられる対策や、作戦を取り上げる政治や軍隊でよく使われている言葉です。

自分なりに使い方を考えて使い分けてみるといいでしょう。

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