「宿題」と「勉強」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「宿題」と「勉強」の違いを分かりやすく説明していきます。
「宿題」とは?
「宿題」は、教師が児童や生徒に家庭で行うべきものとして出す課題を意味します。
提出日が決まっているものとなり、翌日または決められた日に提出します。
そのため、「宿題」の主となる目的は提出することです。
決められた提出日までに完成させ提出する、このことが目的です。
使い方としては、「夏休みの宿題」や「宿題の提出日」、「漢字の宿題」などとなります。
「勉強」とは?
「勉強」は、学問や技芸などを学ぶこと。
物事に精を出すこと、努力すること。
経験を積むこと。
商人が商品を値引きして安く売ること。
を意味します。
そのことから、「勉強」は自分のために行うこととなり、自分を高めるために行うことになります。
使い方としては、「受験勉強」や「勉強家」、「勉強部屋」、「勉強疲れ」などになります。
「宿題」と「勉強」の違い
「宿題」と「勉強」の違いは、同じ勉強でも何を目的として行っているのか。
「宿題」は教師から出された課題を提供することを目的にしたもの。
そして、「勉強」は自分を高めるために行なうもの。
といった違いがあります。
この目的の違いが大きな違いになります。
「宿題」の場合は、単に出された課題をこなすことが目的となるため覚える必要もありません。
一方、「勉強」の場合は、自分を高めるために行うことから覚える、理解するといったことが必要になります。
「宿題」の例文
・『宿題を忘れて先生に叱られました』
・『夏休みの宿題が間に合いそうにありません』
「勉強」の例文
・『毎晩、夜遅くまで受験勉強に励んでいます』
・『やっと、勉強部屋が完成しました』
まとめ
以上のように、「宿題」と「勉強」には明確な違いがあります。
それぞれが持つ目的に大きな違いがあり、その目的を理解したうえで2つの言葉を使い分ける必要があります。