「返答」と「応答」の違いとは?分かりやすく解釈

「返答」と「応答」の違いとは?違い

この記事では、「返答」「応答」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「返答」とは?

相手が依頼してきたとき、具体的にどのように応じられるか答えることを「返答」【へんとう】といいます。

取引先から「○○さんはいますか」と聞かれれば「席を外しています」と現状を見て答えたり、「ここは問屋ですか」と尋ねられたときは「そうです」と答える際に使われている言葉です。

主に、相手からの呼びかけに答えたり、質問に対して忠実に返すという意味があります。


「応答」とは?

問いに対して反応し、答えることを「応答」【おうとう】といいます。

普段の生活ではあまり使われていない言葉であり、ビジネスシーンや海軍といった所では、上司からの問いかけに部下が素早く行動して「応答」する場面でよく使われている言葉です。

そのため、海軍では別の船の乗組員が合図してきたとき旗を振って状況を返したり、救助を求められた際は特殊な機械で信号を送るのも「応答」になります。


「返答」と「応答」の違い

「返答」「応答」の違いを、分かりやすく解説します。

質問されたときや呼びかけに対して現状を見て、分かりやすく答えることを「返答」といいます。

また、「蔵はどこにありますか」と尋ねられたときは「この先を10m行った左側にあります」と具体的に答えるといった意味があるわけです。

もう一方の「応答」は相手からの問いに対して受け答えるといった意味で使われています。

また、「短い応答」といえば、相手になんらかの問題が起きているといった意味で使う言葉です。

「返答」の例文

・『湯沸かし器の操作方法についてご返答いたします』
・『お調べしまして、早急にご返答いたします』

「応答」の例文

・『今すぐ応答するように、別の船にモールス信号で助けを求めた』
・『応答がなければ、事故の可能性があると救助隊に伝えた』

まとめ

似ている言葉ですが、意味に違いがありますので、自分なりに使い方を工夫してどのような状況であればどう使うか学んでみましょう。

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