この記事では、「訪問」と「着付け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「訪問(ほうもん)」とは?
「訪問」とは、「人を訪ねること」や「他人の家を訪れること」という意味を含める言葉です。
ここでの「訪(たず)ねる」は「誰かと会うために、その人がいる場所へ行く」、「目的のためにわざわざその場所へ良く」、「訪れる」という意味を表します。
「所在が不明なものを探し求める」、「物事の大元などを明らかにするために調べたり、考えたりする」、「わからない事柄を人に聞く」、「質問する」などの意味を表す「尋(たず)ねる」や「訊(たず)ねる」ではないので混同しないように注意しましょう。
「訪問」の使い方
「訪問」は名詞としてや、動詞として「訪問する」などのように使われています。
「着付(きつ)け」とは?
「着付け」には以下の意味が含まれています。
・『衣服、とりわけ和服をきちんと着用すること』や『人にきちんと着用させること』
・『着慣れていること』
・『歌舞伎の衣装において、上着のこと』
・『能楽の衣装において、狩衣や法被、水衣、唐織など、下に着る小袖』
「着付け」の使い方
「着付け」は名詞として使われています。
「訪問」と「着付け」の違い
「訪問」は「人を訪ねること」や「他人の家を訪れること」という意味を表す言葉であるのに対し、「着付け」は「衣服、とりわけ和服をきちんと着用すること」や「人にきちんと着用させること」、 「着慣れていること」などの意味を含める言葉になります。
「訪問」の例文
・『来週の休日に友達夫婦の家へ訪問する予定だ』
・『首相が国家間の親交を深めるために、相手国へ訪問した』
・『取引先への訪問の際に使う必要な書類を揃えておく』
「着付け」の例文
・『祖母に和服の着付けを指導してもらった』
・『着付けのやり方を学ぶために、動画を参照した』
・『着付けの羽織でイベントに参加することにした』
まとめ
「訪問」と「着付け」はそれぞれ全く別の意味を表す言葉ということでした。