この記事では、「ご留意ください」と「ご承知おきください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご留意ください」とは?
「ご留意ください」とは心に留めておいてください、覚えておいてくださいという意味です。
なにかをする際に注意し続けておく必要があることについて、こういう事が起きる可能性があるので気をつけてくださいという意味で使われます。
意(心)に留めておくという通り一時的な注意点ではなく、その行動をする間常にそれを意識しておくべきという継続的な注意を促す言葉です。
「ご承知おきください」とは?
「ご承知おきください」とは相手に理解を求めるための言葉です。
こういったことが起きるかもしれないのでそうなる可能性を覚悟しておいてくださいというような意味になります。
なんらかの行動を取るにあたって常に意識しておく必要はありませんが、なんらかの問題が発生したり望まぬ結果になるかもしれないという場合に使われる言葉です。
そういった起こり得る問題を予め伝えておくことで、そうなっても仕方ないと納得する覚悟を促します。
「ご留意ください」と「ご承知おきください」の違い
「ご留意ください」と「ご承知おきください」の違いを、分かりやすく解説します。
どういう事が起きるかを説明し注意喚起する言葉が「ご留意ください」で、どういう事が起きるかを説明し理解を求める言葉が「ご承知おきください」です。
「ご留意ください」と言われた場合は何かをしている間それを覚え続けておく必要があります。
一方「ご承知おきください」と言われた場合は覚え続けておく必要はありませんが言われたことが起きた場合はそれを受け入れなければいけません。
まとめ
警戒を求めるための断りが「ご留意ください」で、了承や理解を求めるための断りが「ご承知おきください」だと思えば違いがわかりやすいでしょう。
事前の注意という点では同じですが何を求めるための注意かと、継続的に意識し続ける必要があるかが両者の違いになります。