この記事では、「組み合わせ」と「調合(ちょうごう)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「組み合わせ」とは?
「組み合わせ」とは、「複数のものを合わせてグループを作る」さまや「それぞれ別々のまとまりを作る」様子などを示す言葉です。
「元々は別々だったもの同士をくっつける」あるいは「それぞれのカテゴリーやタイプ別などに分ける」などという意味合いで使われており、「カップル」または「パターン」などという語句と似たようなニュアンスで使用されています。
「調合」とは?
「調合」とは、「異なる薬や薬品同士を混ぜ合わせる」さまや「味や風味などを整えていく」様子などを示す言葉です。
決められた分量に従って異なる成分を混ぜ合わせることで必要な要素をすべて含んだ新しい材料や素材などとして使用することができるようになり、「薬」以外にも「お酒」や「香料」、「樹脂」などを混ぜ合わせる場合に用いられている文言です。
「組み合わせ」と「調合」の違い
「組み合わせ」と「調合」は、どちらも「別々のものとものをくっつける」などという似たような意味合いで使われている言葉です。
しかしながら「組み合わせ」を行う対象は「人やもの」などを含んでおり多岐にわたりますが、「調合」を行うのは「薬」や「香料」、「お酒」「スパイス」などの限定したもののみになるという違いが挙げられます。
「組み合わせ」の例文
・『高校野球における全国大会の組み合わせが発表されるときは毎年胸が高鳴ります』
・『2人のアイディアを組み合わせることでもっとよいものができあがるでしょう』
「調合」の例文
・『調合した薬品を処方しますので容量を確かめてからご使用ください』
・『東南アジアで手に入れてきた数多くのスパイスを調合します』
まとめ
「組み合わせ」と「調合」は、どちらの言葉も「別々のものを合わせる」などという意味合いで使われている文言です。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながらうまく使い分けるようにしましょう。