「素早く」と「迅速」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「素早く」と「迅速」の違いとは?違い

この記事では、「素早く」「迅速(じんそく)」の違いを分かりやすく説明していきます。

「素早く」とは?

「素早く」とは、「行動するのがとても速い」さまや「一瞬のうちに判断することができる」様子などを示す言葉です。

「あることが行われてからすぐに」または「わずかな時間も置かずに」などという意味合いで使われており、「速やかに」あるいは「至急」などという語句とほぼ同様のニュアンスで用いられている文言です。


「迅速」とは?

「迅速」とは、「物事を進行する速度がきわめて速い」さまや「それまでしていたことからほとんど時間を置かずに別の行動に移すことができる」様子などを示す言葉です。

「迅」「速」といういずれも「早い/速い」という意味合いの語句をつなげて元々もっている意味を強調させている語句で、「急激」ないし「一刻も早く」などという語句と同じようなニュアンスで用いられています。


「素早く」と「迅速」の違い

「素早く」「迅速」は、どちらも「あることが起こってからすぐに」などという意味合いで使われている似たような言葉です。

「素早く反応する」および「迅速に反応する」「素早い対応」ないし「迅速な対応」などというほぼ同じような使い方ができる双方の文言ですが、「素早く」の方が「迅速」よりもやや柔らかい印象のある言い回しですので、ビジネスシーンなどでは「迅速」の方がより適した表情と言えるでしょう。

「素早く」の例文

・『林道の脇で素早く動く小さな動物を目にしました』
・『いとも簡単に素早く木にかけ登る猿の親子』

「迅速」の例文

・『迅速に対応していただけますようお願い申し上げます』
・『父が急病で病院に搬送されたのでできる限り迅速に駆け付けてください』

まとめ

「素早く」「迅速」は、どちらも「少しの間も置かずに」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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