この記事では、「していて」と「しており」の違いを分かりやすく説明していきます。
「していて」とは?
「していて」は、「ある動作や状態が続いていることを伝える表現」という意味です。
「していて」の言葉の使い方
「していて」は動詞「する」の連用形「し」、接続助詞「て」、動詞「いる」の連用形「い」、接続助詞「て」が組み合わさった語です。
「する」は「為る」と書き、「ある事・動作・行為などを行う」という意味、「い」は動詞「居る」の連用形で、補助動詞として動詞の連用形+接続助詞「て」が付いた語に付き、「動作・状態が続いて、現在に至ること」という意味、「していて」で「ある事・動作・行為などを行っている状態が続いて、現在に至ること」になります。
敬語表現ではなく、日常的に使われます。
「しており」とは?
「しており」の意味は、「ある動作や状態が続いていることを伝える丁寧な表現」という意味です。
「しており」の言葉の使い方
「しており」は動詞「する」の連用形「し」、接続助詞「て」、「おり」は動詞「居る(おる)」の連用形が組み合わさった語です。
「おる」は補助動詞として動詞の連用形+接続助詞「て」が付いた語に付き、「~ている」の古風な、または堅苦しい表現、または「~ている」の丁寧な表現という意味、「しており」で「ある事・動作・行為などを行っている状態が続いて、現在に至ることを表す丁寧な表現」になります。
「していて」と「しており」の違い
「していて」は「ある事・動作・行為などを行っている状態が続いて、現在に至ること」です。
「しており」は「ある事・動作・行為などを行っている状態が続いて、現在に至ることを表す丁寧な表現」です。
「していて」の例文
「していて」の例文は以下の通りです。
・『注意していても事故は起きる』
・『よそ見していて柱にぶつかる』
・『勉強していてうたたねする』
「しており」の例文
「しており」の例文は以下の通りです。
・『課長は留守にしております』
・『長らくご無沙汰しております』
・『厳しい管理体制により品質を維持しております』
まとめ
今回は「していて」と「しており」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。